ペタンクとは
ビュット(直径3cmのマト)に
鉄球を転がして近づける勝負
2チームに分かれて
的(マト)にボールを寄せ合い
近い方が勝者
簡単すぎてつまらない?
おもしろいが止まらない
ペタンクに夢中になる秘密!
ボールを転がして的に近づけるだけの競技になぜ夢中になってしまうのでしょうか。その秘密は単純です。「ルールは簡単なのに、やると難しい」 ボールを転がすことは誰だって出来ますが、地面(テラン)は平たんに見えて若干の傾斜や小石等があったりします。テランの硬さによっては同じように投げたつもりでも同じ軌跡を辿るとは限りません。さらに次のメーヌではテランの状態もまた変化します。直接ボールを狙うティールも当たり所によってはボールの反応はその都度異なります。つまり、テランの状態やボールの動きまで完全に味方に付けることが出来ないため、経験者すら思い通りにいかないのです。逆に言うと同じ状態の場所で同じようにしか転がらないほどつまらないものはありません。つまりペタンクは最後の最後まで油断ならない面白さを秘めているのです。
ミックストリプレット(男女混合トリプルス)
ペタンクの歴史
ペタンクは1910年南フランスのプロヴァンス地方のシオタの街で誕生しました。元はプロヴァンサルという助走を付けてボールを投げる競技でしたが、その名手であったジュール・ルノワールがリウマチで身体が動かなくなり、足を踏み出さずにボールを投げていたのを目にした仲間たちが、地面に円を描き両足を地面に付けたまま投げることに変更して試合を行ったのが起源だと言われています。その後ルールなどが整備されマルセイユ一円に広まっていき、1910年にこのルールに基づいた最初の競技会が開かれたのが始まりであるとされています。実はこの他にもいくつか諸説があり実際のところは定かではありません。しかしシオタの街には市長により上記の内容が由来であると書かれたプレートが設置されており、これが通説とされているようです。ペタンクという名前はフランス語のピエタンケ(両足をそろえる)からきています。