Technique 1

転がす距離は最小限に

学校や公園の地面(テラン)は平らに整地されているところが多いので、ペタンクのボールは大変転がしやすいかも知れません。しかし、どんなに平らに見えても土の上ですから小石・くぼみ・砂地・水たまり・ちょっとした傾斜も少なからずあるはずです。ボールを転がす距離が長くなるほどそれらの影響を受けやすく、受けた後の挙動は手前で受けるほど大きくなります。例えば8mの距離にビュットが置かれ、Aさんは4mの位置にボールを落として近づけました。一方Bさんはビュットの手前1mにボールを落として近づけました。ボールが地面を移動する距離が長いほど何らかの作用がボールに働きやすくなります。サークルに近い所から地面を転がす投法はルーレットと呼ばれますが、ビュットまでの距離によって投げる強さを変化させる必要があります。またビュットの近くに落とす投法はポルテと呼ばれ、上に向かって山なりに投げる必要があり、ルーレットもポルテも距離感を習得するのはどちらも難しいのですが、日頃からポルテを練習しておくことで、地面の状態や手前に置かれたボールの影響を受けにくくなるでしょう。

Technique 2

当てるというより置く

オフェール(狙い球にダイレクトに当てる投法)はティーラーの醍醐味でもあります。カロが出ようものなら相手の戦意を格段に下げてしまう事でしょう。このティールにおいては、狙い球に集中することは間違いありませんが、当てるというよりも狙い球に置く(落とす)という意識を持つのが良いかも知れません。当てようという意識が働くとボールが真っすぐ直線的に飛んでしまい力が入りやすくなるのです。力が入ると方向がズレやすくなります。ティールであっても肩の力を抜いた状態でゆったりと投球することはペタンクの基本です。『 あの球に当てる 』のと『 あの球の場所に置く 』のでは力の入れ方が変わります。このちょっとした意識の違いでボールの手離れが全く異なってきます。

Technique 3

ボールのドネを見る

ドネというのはボールが着地した跡のことです。投球中はこのドネが重要です。自分の落としたボールの位置が分かっているのといないのでは、次の投球にも大きく影響します。試合中はどうしても自分のボールを置きたいところに意識が集中します。しかしそれ以上にボールを落とす位置が重要です。自分の手が振り子の運動を始めた瞬間に目線はビュット近辺に移動し、落とす位置から意識や目線が離れてしまいます。1投目が上手くいった場合はもとより、思い通りにいかなかったとしても、同じ失敗を繰り返さないためには自分のドネを意識していると修正がしやすくなります。そのためにはドネにも意識をしておきましょう。

Technique 4

リリースは肩の高さ

投球時も基本フォームがあります。目線はボールを置きたい(落とす)場所に集中します。指をしっかりとくっつけた状態で手のひらに水をすくうような形でボールを載せ親指は軽く添えて握ります。(それぞれの指を開いて掴むように持つと真っすぐに転がせません。)腕を肩の高さまでテイクバックします。そのまま振り子の原理で正面の同じ高さまで動かします。肩の位置まで戻した時に腕を止めると自然と手首が返ります。腕を振る間は肘を曲げないようにします。腕を振る速度で落とす距離感を掴みましょう。またボールリリースの際に握手の状態(手が横向き)になるとボールに回転が掛かりやすくなり、真っすぐに転がらなくなります。ボールを離すときは、手のひらの小指から開き、指先が真上に向くように意識するのが良いでしょう。また正面の肩の位置まで待たずにボールをリリースしてしまうとバックスピンの掛からない直線的な軌道になり、方向もズレやすくなってしまいます。